スーパーやコンビニで気軽に購入できるもずく。前回は、「塩蔵もずく」について見ていきました。
今回は、塩蔵もずくの「塩抜き」について見ていきたいと思います。保存の効く塩蔵もずくですが、調理するときには塩抜きをしないと塩辛くて食べられません。
それに、、塩抜きの失敗はしたくない!!
そんなあなたに、「もずくの塩抜きに失敗しない方法」をお教えします。
「そもそも塩抜きってなに?」という方もちらほら。
ですからまずは、塩抜きとは何かについて見ていきましょう。
はじめに、私が知人のKさんから聞いたお話をご紹介します。
塩抜きってなに?(Kさんのお話)
塩抜きってなに?
これが、私(Kさん)の思ったこと。
主婦をしている私は、夫と高校生の息子、中学生の娘の4人で暮らしています。家族全員がもずく好きでしたが、塩蔵もずくのことは知らなくて、もずくといえば三杯酢で和えたもずく酢のことでした。
その日の私は、もずくを食べたい気分で、気付いたらもずくのことを考えていました。
よし!夕飯にはもずく酢を添えよう。
そして、いつもの買い物どきになると近所のスーパーに行き、もずく酢コーナーへと直行。
お待たせ ♪ うちのもずく酢、、あれ?ない!?
これはツラい。。でも、今日はもずくを食べたい。
朝からずっと楽しみにしていたし。
やっぱり、今日はもずくを買う!他にないかな?
店員さんに聞くと、「塩蔵もずく」というものがあるらしい。
まあいい!聞いたことはないけど、同じもずく。
ちゃんとパッケージを確認しないで、さっそく塩蔵もずくを購入した私。
家に帰ってよく読んでみると、食べる前に「塩抜き」が必要です。と書いてある。
ん?塩抜きってなに?
そこで、ちょっと調べてみる。なにやら、塩蔵もずくには塩が入っているみたいで、食べる前にその塩を洗い落とさなきゃいけないらしい。
しかも、もずくの表面にある旨みたっぷりのぬめりをそのまま保つには、かなり丁寧に扱う必要あり。
もちろん初めてだけど、ちょっと頑張ってみよう!
でも、、、見事に失敗。(泣)
そのようなことを、Kさんは話してくれました。この失敗を無駄にしてはダメ。
せっかく購入する塩蔵もずくです。みなさんには同じ過ちをせずに、塩抜きを成功させてほしい。
では、ここからは「もずくの塩抜きに失敗しない方法」をお教えします!
もずくの塩抜きに失敗しない方法
それでは、さっそく塩抜き方法を見ていきましょう。
1.好きな分量だけ塩蔵もずくを取り出して、ボウルに入れます。
- 塩抜きは、食べたいときにその都度することをおすすめします。
2.流水もしくはボウルに水を入れて、軽く洗い流します。洗い流したら、ザルを使って軽く水切りします。

- ここでのポイントはやさしくサラッと洗うこと。表面の塩を落とすように洗います。
- ゴシゴシと強く洗うのはやめましょう!旨味成分のぬめりが落ちてしまいます。
3.その後、水を溜めたボウルに移して30分程度つけておくと、自然に塩が抜けていきます。

- 400gの塩蔵もずくを塩抜きするのに、だいたい30分程度かかります。
- 塩抜きの時間や回数にやり過ぎはありません。塩が抜けるまで、水を入れ替えながら(3)を繰り返してください。
- 塩が抜けるとともに水分が吸収がされるので、もずくが少し膨らんできます。
4.味見をしてみて、塩が抜けていたら塩抜き成功です。
- 塩がなかなか抜けないときは、水を入れ替えましょう。
5.最後に、ザルに移して水切りをしたら完了です。ザルに入れたまま冷蔵庫で冷やすとしっかりと水が切れます。

- 冷蔵庫で冷やすときには、もずくが乾燥しないようにザルの上にラップフィルムを被せるようにしましょう。
- 水切りは食べる方のお好みでかまいません。味見してみて良さそうなら完了です。
ここまできたら、本格的に調理が開始できます。お好みのドレッシングをかけて食べたり、味噌汁に具材として入れてみたり、天ぷらにしてみたりと、色々と楽しんでください。
どうですか?塩抜き方法についてよくわかりましたね。
上記の方法と順番をきちんと守りさえすれば、塩抜きで失敗をすることはありません。わからなくなったときには、いつでもこのページに戻ってきて確認をしましょう。
今では、Kさんも塩抜きを失敗することはなくなりました。
市販のもずく酢派だった彼女も、塩蔵もずくを知るようになってからは、本格的なもずく料理を自宅で楽しんでいるようです。
塩抜き後は、早めに食べるようにしましょう
さあ、塩抜きに成功したらいよいよ本格的に調理の開始ですね。
ところで、塩抜き後のもずくにはいくつか気をつけるべきことがあります。
それは賞味期限と保存方法です。
まず、塩抜き後のもずくはあまり日持ちがしません。冷蔵保存で5日ほどです。
また、塩抜き後のもずくの冷凍保存はおすすめしません。冷蔵であれば問題ありませんが、塩抜き後に一度冷凍をしてその後に解凍をした場合、臭みがでてしまうことがあるのです。
ですから、塩抜き後はなるべく早めに食べるようにしましょう。
おすすめは、食べたいときに食べる分量だけ塩抜きすることです。
塩抜きに少し手間はかかりますが、本格的なもずく料理を楽しむには欠かすことのできない塩蔵もずく。
あなたの毎日のもずくライフにぜひ取り入れてみましょう。
4 thoughts on “塩蔵もずくの塩抜きに失敗しない方法とは?時間や保存は?”